どうしてもいやなのです

 カール6世存命中のオーストリア




カール6世「私の可愛いテレーゼもそろそろいい年頃だ。もうよい縁談を見つけてやらなければならぬな」

家臣A「それでしたら陛下、隣国のバイエルン公国の王太子はいかがでしょう?」

家臣B「いやいや、ボヘミアの王子はどうだ?」

家臣C「いや、他にも対フランスで探せばよい候補はあるものと思います」

テレーゼ「ちょっと父上、私には心に決めた人がいるって言ってるじゃない!」

カール6世「ふむ……困ったものよ。オーストリア、お前はどう思う?」

オーストリア「私は……そうですね、フランスに対抗できる家と縁組をされるのがよろしいかと」

カール6世「相変わらずお主はフランスが嫌いなのだな」

バルテンシュタイン「恐れながら陛下」

カール6世「うむ、なんだバルテンシュタイン。申してみよ」


バルテンシュタイン「今までのお話を踏まえて、最も相応しいのは、プロイセンのフリードリヒ王子かと」


バンッッッ!!!


テレーゼ&オーストリア『それだけはいや(だ)』

歴史の一幕 この後普推しのバルテンシュタインは更迭
2007/05/15 composed by Hal Harumiya