秘技!魔法返し

「あの、イ、イギリスさん……」
「なんだ日本。今の俺はイギリスじゃないぞ!ブリタニアエンジェルだ」

(え……まさか、本気?)

「は、はあ……」
「あっ、てめ日本!今まさか本気?とか思っただろ」
「(ちっなんで読まれてるんだ)……ええ、まあ」
「日本!態度が素直過ぎて全然オブラートに包んでないあるよ」
「お、お前ら……」
「あ、す、すみません。えっと、……とってもステキなコスプレですね☆」
「日本!全然フォローになってないある!」
「お前ら俺をいじめて楽しいか!?」
「ええっ!?そんなつもりじゃ」「楽しいある☆」
「ち、中国さん……」
「別にいいある。こちとらあへんでボッコボコにやられてるある。これぐらい当然の報いある」
「うっせー中国!元はと言えば、お前が紅茶値上げしたせいだろうが!」
「はぁ!?何言ってるあるか。お前がうちの国から銀を取っていったせいね!裏でインドを操って……全く極悪非道あるよあへん!」
「そ、そうだったんですか……イギリスさん極悪ですね」
「うっ!そ、そんな汚いものを見るかのような目で見ないでくれ!」
「やーいやーい!英國なんかそのまま日本に嫌われればいいある」
「てめっこのやろ中国!あったまきた!お前なんかこうしてやるー!ほぁた!!」

「そーはいかねーある!秘技・魔法返しある!……ってありゃ!?」

「おい、中国!?」
「ちょっ……な、うわぁ!」

ボワン!

「あちゃー……あへんに当てるつもりが日本に当たっちゃったあるね」
「おいおい、どーすんだよ!日本が巻き添えになっちまったじゃねーか」
「う、うるさいある!元はと言えばあへんがブリタニアエンジェルとかわけのわからんコスプレするからある!」
「だからコスプレじゃねーっつーの!」

「ケホケホ……」

「はっ!そうだったある!あへんと喧嘩なんかしてる場合じゃなかったある!にほーん」
「てめっ、ま、待ちやがれ」
「ケホケホ…」
「日本大丈夫だったあるか!?」
「はぁ……なんとか……」

!!!!

「にに日本!そのカッ」「我の日本が帰って来たあるー!!」

抱きっ!

「あ」

「よしよし、日本は本当に可愛いあるなー!今度こそお兄ちゃんと一緒に平和に暮らしていくある」
「ちょ」
「おいっ!!ちょっと待て!なんでそーなる!お前に預けたらまたおんなじことの繰り返しだろう?……だからお、俺が預かってやってもいいぞ」
「は?」
「はぁ?何言ってるあるあへん。お前なんかに我の可愛い日本は渡さねーある!日本はこれからずっと我と一緒に暮らすある」

「暮らしません」

「へっ?」
「まったく……勝手なことを言わないで下さい、…私は一人でも十分やっていけます。それでは」

スタスタ

「……そ、そういえば昔からああいう子だったある」
「あ……そ、そうなのか……」
「にほーん!待つあるー」
「うわわ、俺を一人にするなー!」








おまけ

じー
「な、何あるか」
「いや、お前も弟で苦労してんだなーと思って」
「……交換はしねーあるよ?」
「(ちっ)はいはいわかったよ」




ただ単にブリタニアエンジェルが書きたかっただけ
2007/05/17 composed by Hal Harumiya