けんかするほどというやつ

アメリカと日本はイギリスの家に遊びに来ています


英：「アメリカ……」
米：「んー？なんだいイギリス？」
英：「人がちょっとキッチンに行っている隙になんだその体制！？お前日本に何しようとした？」
米：「おいおい人聞きの悪いこと言うなよイギリス。君じゃないんだから突然のしかかった訳ないじゃないか」
日：「あの……」
英：「俺は（自分でいうのも何だが）紳士だ！！じゃあその日本に今にも襲いかからんとする体勢は何だ！というか降りろ！日本が潰れる！」
米：「いいじゃないか少しぐらい……あ、なんだいイギリス、まさか君妬いてるのかい？」
英：「ばっ……！誰が日本にのっかれて羨ましいなんて……」

米：「日本に！！」

英日：『は？』

米：「なんだ、イギリス！僕が日本に取られて寂しいなら寂しいとそう言えばいいじゃないか」
英：「おい…ちょっと待て」
米：「でも残念だったね、僕はもう君にかまっている余裕はないんだ。日本だけで手一杯さ」
英：「だからなんでそうなる！？そんなこと一言も言ってないだろう！」
米：「言わなくてもなんとなく分かるさ。だって僕たちは兄弟みたいなものだからね☆」
英：「（全然察せてないだろーがっ）心配なのはお前じゃねぇ！！日本だ！！！」

日：「え……」

しーん


米：「なんだいイギリス！君も日本のことがす」英：「うわああああ、い、今のなしなしなしだ！なかったことにしてくれ」
米：「何言ってるんだい。もう取り返しなんてつくわけないじゃないか」
英：（あああああさ、最悪だ、もうダメだ……）
日：「あ、あの…イギリスさ…」
米：「ああ、なにやら落ち込んでしまったようだね。ああなるとイギリスはちょっと面倒だからね。ま、放っておくのが一番さ」
日：「そ、そうなんでしょうか……」
米：「それより、ねぇ日本っ！僕だって日本のことすきなんだけど、どう？」
日：「え！？ど、どう？と言われましても……」

英：「だからアメリカ！！！てめぇどさくさにまぎれて何言ってんだよ！」
米：「だって君だけ告白なんてずるいだろう？だから僕も」
英：「告白にずるいもくそもあるか！だいたいお前は……」

ギャーギャー

日：（ああ、なんだかもう帰りたい……）